近年、一般の住宅業界でも「バリアフリー住宅」という言葉がかなり普及してきました。
バリアフリー住宅は体が不自由な人にはもちろん、高齢者や小さなお子さんにとっても安心な設計になっています。
今回はそんなバリアフリー住宅の長所だけでなく短所についても徹底解説していきます。

□バリアフリーのメリット

バリアフリー住宅には主に3つのメリットがあります。

1つ目のメリットは、車イスの方やお年寄りの方でもスムーズに生活ができることです。
体の不自由な方にとって、日常生活にはストレスを感じる場面がたくさんあります。
身体的に障がいを抱える方はトイレやお風呂などの生活に必要な動作をひとりではできないことがあるかもしてません。
そのため障がいを持った方はそういった場面になるたびに精神的なストレスを抱えることになります。

また、精神的な負担を抱えるのは障がいを持った方だけではありません。
介護をする側も、障がいを持った方がトイレにいくときや寝るときには常に付き添う必要があります。
そういったことから、少しでも危険や精神的ストレスを減らせるバリアフリー住宅は、介護する側にもされる側にも優しい住宅と言えるでしょう。

2つ目のメリットは、バリアフリー住宅にすることで一緒に生活できる時間が長くなることです。
高齢者や身体的に不自由な方がいらっしゃるご家庭では、デイサービスに預けておられる方も少なくありません。
しかし、バリアフリー住宅にすれば高齢者や身体的に不自由な方でも一緒に生活できます。
1日中一緒にいることが難しい方でも、バリアフリー住宅にすれば、介護に付けない時間帯も安心です。

3つ目のメリットは、小さなお子さんやご高齢の方も安心して使用できることです。
バリアフリー住宅というと「介護が必要な方の住宅」というイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
バリアフリー住宅では小さなお子さんやご高齢の方にも優しい家になっています。
広い廊下や階段の段差、お風呂の滑り止めは、小さなお子さんが大きくなるまで長い期間使用できます。

□子育てに活かせるバリアフリーの家

先ほどもご紹介しましたが、バリアフリー住宅は体に障がいを抱えた人のためだけのものではありません。
例えば広いスペースのお風呂は小さなお子さんをお風呂に入れるときに役立ちます。
バリアフリー住宅では一般的に車イスのまま入れたり、介助者と一緒に入ったりすることを想定して設計するため、広めにお風呂が作られています。

小さなお子さんはまだ体を自分で洗えないため、親の手伝いを必要とします。
そんなときに広いお風呂があれば、一緒にお風呂の外で体を洗っても狭くはありません。

また、脱衣所も同様に広めに設計されています。
脱衣所が広いと、小さなお子さんの服を脱がせたり、体を拭いたりしやすくなります。
脱衣所を広くとることは小さなお子さんだけでなく、どんな方にとってもメリットがあります。
例えば朝の忙しい時間帯は、会社に行く親の準備や髪をセットする時間で混雑することも多いのではないでしょうか。
そんなときに広めのスペースの脱衣所を作っていれば、混雑することもなくスムーズに準備ができるでしょう。

そのほかにもバリアフリー住宅には滑りにくい床材が多く採用されます。
小さなお子さんが部屋の中で走り回って転ぶことも多いので、あらかじめ滑りにくい床材で作っておけば安心です。

また、バリアフリー住宅は段差に関してかなり気をつかって設計をします。
段差に関しては誰でもつまづくものなので、できるだけ危険を減らせるのは良いですよね。

□バリアフリー住宅の注意点

バリアフリー住宅は家の中から障害物を取り除いた安全な住宅です。
しかし、バリアフリー住宅では事前のイメージをしっかりとしておかないと逆に不便な家になってしまうかもしれません。

例えば、失敗するバリアフリー住宅の典型的な失敗例が「手すり」です。
一口に手すりといっても人によって高さ、利き手などで使いやすさがまったく異なります。
これは使い手のことを想像せず勝手なイメージだけで家を設計することで起こるミスなので、必ず手すりを使用する人の特徴をよくわかった上で設計しましょう。

また、無駄な手すりを取り付けてしまったことで、廊下を狭くしてしまうこともあります。
実際に良かれと思って廊下の両側に取り付けた手すりが廊下を狭くしてしまうことも少なくありません。
このような思い込みの設計ミスをできるだけ減らすためにも、業者の方としっかり相談を重ねながらリフォームを進めていきましょう。

□まとめ

バリアフリー住宅は身体的に不自由な方だけでなく、どんな人にとっても安心な住宅です。
例えば、段差のない住宅は私たちが普通に生活する上で発生する事故を未然に防ぐことにもつながります。
また、バリアフリーをする上では勝手なイメージだけで設計するのではなく、業者の方の意見も聞きながら設計していきましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
電話:072-632-3378 (直通:080-3030-2146)
業務内容:水回りリフォーム>> 内装リフォーム>> 増改築・バリアフリー>> 屋根・外壁>> エクステリア>> 店舗改装・賃貸リフォーム>>
平岡工務店のこだわりはコチラからご覧ください。
ブログも更新中!豆知識なども掲載しております!コチラからご覧ください。
【24時間受付】メールでのお問い合わせはこちら
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
LINEで送る