茨木市にお住まいの方で、二世帯住宅のためのリフォームを考えている方はいらっしゃいませんか?
二世帯住宅にした方が良いという声も聞きますが、実際にどうすれば良いかはよくわからないですよね。
今回は二世帯住宅について迷っているあなたのために、二世帯住宅のメリットから間取り、必要なリフォームまで解説します。
□二世帯住宅のメリット
まずは二世帯住宅にすることによるメリットを見ていきましょう。二世帯が同居するメリットは、やはり何かあったときに助け合えることです。
親世帯の加齢期の生活をサポートできますし、小さな子供の面倒を見てくれる人が欲しいときもあるでしょう。
留守のときに荷物を受け取ってくれる、といった小さなことも助け合いといえます。
また、精神面でのつながりも大切です。
そばにいる家族がいることで、何かあったときも大丈夫という安心感を抱けます。
また、孫にとっては祖父母との交流によって生活体験の幅が広がり、成長にプラスに働くでしょう。
経済面に目を向けると、日々のエネルギーの消費量を削減できることは大きなメリットです。
1つの建物に集まった方が多くの空間を共有するので、ガス代や光熱費といった必要なエネルギーを節約できます。
また、節税という観点で見ても二世帯住宅には大きなメリットがあるでしょう。
中古住宅を買い取って二世帯住宅としてリフォームする場合、不動産取得税が安くなります。
これは、控除額の計算で住宅に何世帯が生活するかを考慮するためです。
さらに相続時には、同居する子供が家を相続する場合に「小規模宅地等の特例」が適用され、土地の評価額を減額して相続税を抑えられることも押さえておきましょう。
最大80%も評価額を減額できるのです。
他にも、住居を木造にするなどの条件を満たすことで、二世帯住宅ならば補助金が受け取れます。
国が三世代同居を推進しており、このように税制や補助金の面で有利になることがあります。
□一般的な二世帯住宅の間取り
続いて、一般的な二世帯住宅の間取りを見ていきます。適切なプランを立て、親子ともに満足できる間取りを考えましょう。
*完全分離型
二世帯住宅の中でも、生活空間を完全に分離するスタイルです。キッチンやお風呂はもちろん、玄関も別のものを用意します。
プライバシーを守るという観点からは最も有効なスタイルですが、その分広いスペースが必要でリフォーム費用が高い、エネルギーの消費を節約しづらいといったデメリットがあります。
*完全共有型
それぞれの世帯の寝室など限られた部分のみを分離とし、多くのスペースを共有するスタイルです。玄関・キッチン・お風呂・リビングを共有し、二世帯で同じご飯を食べます。
家族同士のつながりが強く、また生活費を抑える効果も高いスタイルです。
*部分共有型
完全分離型と完全共有型の間を取ったスタイルです。例えば、親世帯と子世帯で家を左右に分け、中央の玄関と一部スペースだけを共用にする「隣居スタイル」があります。
他の例としては、上下階を世帯で分け、玄関と1階のお風呂だけを共用にするスタイルもあります。
部分共有型は、同居している安心感とプライバシーのバランスを取ったスタイルと言えるでしょう。
□二世帯住宅で分けるべきポイントとそのためのリフォーム
二世帯住宅の間取りを見てきましたが、そのほかにも分けた方が良いものがあります。意外と意識しない、けれど生活してみると困るポイントを3つ解説します。
1つ目は、盲点になりやすいポストでしょう。
二世帯の苗字が同じの場合、玄関を分離していなければポストも共有という家が多いようです。
しかし、自分あての郵便物を見られたくない、ごちゃごちゃして分けるのが面倒、と後から思うことも珍しくありません。
このような問題を解決するには、ポストのリフォームを行いましょう。
姓名を表示したり色を変えたりという工夫をすれば、二世帯の区別がつくようになるでしょう。
またポールに二世帯のポストと表札を付けるリフォームは、安価でスペースを取らずに行えます。
2つ目はテレビです。
といってもテレビを見るだけならスマホでも代わりが利きますが、必要なのはゆったりと家族で一緒に見るテレビです。
親世帯はスポーツを見たいが子世帯は子供向け番組を見たい、といったときにどちらかが我慢を強いられていると、ストレスのある生活になってしまうでしょう。
これを解決するには、もう一つ3畳程度の小さなリビングを作るのが一つの手でしょう。
3つ目は洗濯機で、これも分けておいた方が良い場合があります。
他人のものと一緒に洗えるかについて、ものによっては個人差があります。
また、使いたい匂い付き柔軟剤なども好みがわかれるでしょう。
□まとめ
二世帯住宅のメリットやスタイル、リフォームすべきポイントについて解説しました。リフォームは今後何十年のライフスタイルを決定づけるものです。
本記事を参考に二世帯住宅を慎重に検討し、理想的な生活を実現していただければ幸いです。
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