ひび割れた壁紙の修理を考えている方はいらっしゃいませんか?
壁紙を一部だけ取り換えるとしても、業者に依頼すると大きな費用がかかってしまいますよね。
保険を利用して、少しでも費用を抑えたいところです。
今回は、壁紙のひび割れを修理するときに適用できる保険についてご紹介します。

□壁紙のひび割れの原因

壁紙がひび割れてしまうのには様々な要因が考えられます。
まずは、壁自体に問題がある場合が考えられるでしょう。
施工不良や地震の影響で壁が歪んでしまうのです。
次に考えられるのは、下地や壁紙の問題です。
壁紙に縮みやすい素材を用いると、日常生活の小さな振動が積み重なってひび割れを起こしてしまいます。

□壁紙のひび割れに適用できる保険とは

*火災保険

火災保険は幅広い損害に対応している保険です。
火災をはじめとした自然災害、盗難や破損などに対しても補償があるのです。
壁紙のひび割れに対しても、補償される可能性が十分にあると考えてよいでしょう。
例えば、「家具を移動させるときにうっかり壁紙に傷をつけてしまった」などというように、故意でない破損事故に対して火災保険は適用されます。

*地震保険

地震があった後に壁紙がひび割れているのを見つけると、地震が原因でひび割れが起こったと言えるでしょう。
そのため、地震保険に加入している方は、壁紙の修繕に対して保険が適用されて当然であると思うのではないでしょうか。
確かに、地震によって壁紙がひび割れてしまうのはよくあることで、因果関係も明らかであるように思えます。
しかし実際は、ひび割れ程度では地震保険が適用されない場合が多いのです。
なぜなら、地震保険は実損だけで適用される保険ではないからです。
目に見える損害ではなく、主要構造部分がどれだけ損害を受けているかによって、地震保険が適用されるかどうかは決まります。
もちろん、主要構造部分の損害が原因で壁紙にひび割れができたと証明されたら保険が適用されます。
しかし、内装の損害が出ている場合は、主要構造に損害はないとして処理されることが多いのが現実です。

□内装において保険が適用できる修理内容

*火災保険

経年劣化以外で修理を行うなら、ほとんどの場合で火災保険が適用できます。
例えば、うっかり窓ガラスを割ってしまったり、壁に穴をあけてしまったりしても保険が適用されます。

*地震保険

地震保険では、外壁や基礎、柱や梁といった主要構造部分にどれくらいの損害があるかで査定されます。
損害の割合が大きければ、壁や窓ガラスなどの内装の修理にも補償を受けられる可能性があります。

□まとめ

今回は、壁紙のひび割れを修理するときに適用できる保険についてご紹介しました。
ひび割れた壁紙の修理には、火災保険や地震保険が適用できるかもしれません。
しかし、地震保険は適用要件が厳しいので注意が必要です。

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